中古車で修復歴は避けるべきか?リスクと購入してOKな条件を整備士が解説

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中古車探しをしていると「修復歴」という言葉をよく目にしますが、皆さんは修復歴の意味をご存知でしょうか?

  • 「事故車のことでしょ?」
  • 「安全面に問題ありそう」
  • 「なんとなく修復歴のある中古車は避けていた」
  • 「状態が悪そうだから買いたくない」

というような考え方が、「修復歴あり」の世間一般的なイメージかと思います。

中古車探しをする上で修復歴の有無が重要なキーワードになってきますが、あまり深く考える機会というのはあまりないのではないでしょうか。

今回の記事では、筆者の整備士と板金塗装経験を元に、意外と知られていない修復歴について詳しく解説していきたいと思います。

例えば「修復歴あり」であっても、これからご紹介するポイントさえ押さえておけば、相場より割安に中古車を購入するチャンスをつかむことができます。

筆者が車選びのお手伝いをさせてもらっているときは、「修復歴あり=買ってはいけない車」と決めつけずに中古車探しを進めてきました。

実際、「修復歴なし」でもメンテナンスの行き届いていない車はすぐに壊れています。

反面、綺麗に修復され、メンテナンスも行き届いている車であれば10年、20年と長く乗り続けることができるのです。

これは年間数百台もの車に触れてきた筆者が間近で感じてきた体験談となります。

日本ではどうしても修復歴のある中古車は敬遠されがちですが、それを逆手にとって「賢く」、「割安」に高品質車両を購入しましょう。

では初めに、修復歴の定義について解説をしていきたいと思います。

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Contents

「修理歴あり」とは「車の骨格(フレーム)を修理したことがある」ということ

中古車販売店などでよく目にする修復歴の定義としては、

  • 「車の骨格となるフレームを修理・交換した実績の有無」

のことを言います。

ですので「修復歴あり」の車とは、事故などでフレームの修理を行っていたり、トランクフロアパネルの交換など、骨格に関わる部分の修復を行っている車両のことを指します。

  • 「ガードレールにドアをこすってしまった」
  • 「ポールにバンパーをぶつけて凹みができた」
  • 「駐車場でドアパンチをされてしまった」

といったような、フレームを修理する必要のないキズや凹みは「修復歴あり」とはなりません。

普通に使用していれば、余程のことがない限りフレームまで損傷することはありませんので、「修復歴あり」は概ね対車同士で故障した「事故車」が多い傾向にあります。

ここからは、「修復歴あり」の車の定義について触れていきたいと思います。

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「修復歴あり」とはどんな車か?

より具体的に、どんな車が「修復歴あり」になってしまうのか解説していきたいと思います。

一般財団法人日本自動車査定協会が示す修復歴の判断基準によれば、車体の骨格部分にあたる下記9ヵ所の各フレームに損傷があることや、それらを修理・交換されている車両が「修復歴あり」に該当します。

参考:修復歴の考え方|一般財団法人日本自動車査定協会

  1. ラジエータコアサポート
  2. クロスメンバー
  3. サイドメンバー
  4. インサイドパネル
  5. ダッシュパネル
  6. ピラー
  7. ルーフ
  8. センターフロアパネルフロアサイドメンバー
  9. リヤフロア(トランクフロア)

ここで言う骨格(フレーム)とは、溶接接合されている部分のことを指しますので、ボルトやネジ止めされている部分は骨格(フレーム)とはみなしません。

あくまで走行に支障が出てしまう骨格(フレーム)にダメージが及んでしまっている車両or修理車両のことを「修復歴あり」と言います。

参考までに、事故のケースから見た修復歴の考え方を以下の表にまとめましたのでご確認ください。

【事故のケース別修復歴】

事故パターン 「修復歴あり」となるケース 「修復歴なし」となるケース
前面衝突 ラジエータコアサポートの修理 バンパー、フェンダーの交換・修理
側面衝突 ピラー、フロア部分の修理 ドアの交換・修理
後面衝突 トランクフロアの修理 バンパー、リヤゲートの交換・修理

続いては、「修復歴あり」の中古車について詳しく説明していきたいと思います。

「修復歴あり=事故車」がすべてではない!

「修復歴あり」の定義の部分でも簡単に触れましたが、概ねフレーム修理を伴うような故障は事故車であることが多くなります。

ただし、人間が車を運転する以上、単独事故を起こして故障するケースもありますので、すべてが車同士の接触事故とは限りません。

テレビやネットのニュースでもたまに目にしますが、

  • 「駐車場でDレンジとRレンジを間違えて壁に衝突してしまった」
  • 「台風で災害に巻き込まれてしまった」

というようなケースでもフレームに損傷があれば「修復歴あり」になります。

反面、車数台を巻き込む大事故でも、車両のフレームに損傷がなければドアやバンパーを交換したとしても「修復歴あり」とはなりません。

実際、筆者が板金屋に勤めていた際に様々な事故車を見てきましたが、フロントガラスやヘッドライトが大破している車両でもフレームは無傷というケースは少なくありませんでした。

結局のところ、「修復歴あり」でも「どこを、どの程度直しているか」が重要になってくるのです。

後程「修復歴あり」の中古車を購入するリスクやポイントをご紹介していきますので、天秤にかけながら検討いただければと思います。

では早速、「修理歴あり」を購入することのリスクから解説していきます。

「修理歴あり」の中古車を買うリスクは全部で3個

「修理歴あり」と聞くと、少なからずマイナスのイメージを抱かれるかと思います。

では実際に、「修理歴あり」の中古車を購入することでどんなリスクを背負う可能性があるのか、解説をしていきたいと思います。

大きく3つのリスクがあります。

  • 車の性能に支障をきたす場合がある
  • 事故車の可能性がある
  • 売却時の売値が安くなる

具体的に解説していきます。

気になるポイントだけチェックしてみてください。

リスク1:車の性能に支障をきたす場合がある

「修理歴あり」の中古車で一番心配なのが、

  • 車両剛性
  • 直進or旋回性能
  • 制動(ブレーキ)性能

といった安全に関わる性能への影響です。

例えば、

  • 「ハンドルを真っ直ぐにしても直進しない」
  • 「各種センサーの誤作動」
  • 「ドアやトランクの閉まりが悪い」

などの不具合が発生する可能性があります。

実際に板金塗装工場で働いたときに見た車両は、他店でのいい加減な修理のお陰でフレーム部を修復しないままバンパーが取り付けられていました。

これでは仮に事故に巻き込まれた際、乗員の生存空間を確保できないリスクを背負うことになってしまいます。

車のプロでもフレームに関わる部分は外観だけでは判断ができませんので、悪質な業者の場合はコストを掛けずに見た目だけ綺麗に直して販売しているケースも存在します。

このような粗悪な中古車をつかまされないよう、後程購入しても良い条件をご紹介したいと思います。

リスク2:事故車の可能性がある

冒頭でも簡単に触れましたが、骨格(フレーム)を修復するような修理は概ね大きな事故であることが考えられます。

もちろん、事故の度合いの大小や最新の板金技術を駆使して新車のように修復することは可能ですが、ここで言う「事故車」とは、購入者が「縁起が悪い」と思うかどうかになります。

日本人ならではの感性になってしまいますが、どうしても事故をしている車は敬遠されがちです。

海外では一部の国を除き、修復歴の概念すらない国がほとんどで、過去の修復歴より現状の車両状態で判断します。

  • 「人をはねているかもしれない」
  • 「不吉な予感がする」

といったように事故歴を気にする方にとっては大きなリスクとなってしまいます。

リスク3:売却時の売値が安くなる

中古車の査定を行う上で、「修理歴あり」の車はどうしても売値が安くなってしまうことがほとんどです。

中古車市場で「修理歴あり」が相場より安い理由と比例する形となります。

  • 「壊れるまで乗り潰すつもり」
  • 「売却時のことまで考えていない」

という方はそこまで気にする必要はありませんが、リセールバリューを考えて乗りたい方はリスクの大きい買い物になってしまいます。

ここで注意したいのが、中古車査定の際に修復歴の有無は正直に伝える必要があることです。

どの中古車買取業者も査定規約の中に「重大な瑕疵や欠陥については申告しなければならない」というような記載がありますので、後日減額請求をされないよう、包み隠さず事実を報告をしましょう。

続いては、上記3つのリスクを総合的に判断した解説となります。

心配性な人は修理歴がある中古車購入はおすすめできない

「修理歴あり」の中古車は相場より割安感があるため、手に届きそうで届かないような憧れの車を狙っている方にはおすすめの買い方となります。

しかし、上記3つのリスクを少しでも考えている方は避ける方がベターと言えるでしょう。

どんなに綺麗に修復している中古車でも、修復をした実績がある以上、

  • 「いつか壊れるんじゃないか」
  • 「縁起が悪いような感じがする」

などと、常に不安がつきまとってしまうようでは精神的にも疲れてしまいます。

事故歴が少しでも気になる方は、不安やリスクをなくすためにも「修復歴なし」の中古車を中心に検討しましょう。

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【整備士が解く】あえて「修復歴あり」を選ぶという選択もあり

ここからは、整備士目線で「修復歴あり」の中古車選びを考えていきたいと思います。

年間何百台もの車両を整備してきた筆者の経験からお伝えすると、「修復歴あり」のリスクを感じることはあまりなかったというのが正直なところです。

一般的な「修理歴あり」のイメージですが、

  • 「すぐ壊れそう」
  • 「性能に問題がありそう」

などの負のイメージが先行するかと思います。

しかし、昨今のフレーム修正設備、板金塗装などの車両を修復する技術というのは進歩していますので、一般人はもとより、整備士の筆者からしても分からないくらい綺麗に直されて販売されています。

当然綺麗に修復された車両は走行性能にも問題ないものがほとんどです。

中古車探しをする上で修復歴がないに越したことはありませんが、相場より割安な「修復歴あり」の中古車を選択肢に入れることで当初の予算より安く買うことができたり、ワンランク上のグレードの車も視野に入れることができます。

では実際に、「修復歴あり」の中古車を選ぶことで得られるメリットがどのようなものがあるか、解説していきたいと思います。

メリットは次の2個です。

  • 相場より安く買える
  • 短期間で乗り継ぐならメリット大

メリット1:相場より安く買える

修復歴のある中古車の一番のメリットは、なんと言っても購入価格の安さと言えるでしょう。

車種や年式、修復歴の度合いによって前後しますが、数十万単位で価格が変動してきます。

単純に「一度壊れたから安い」というのもありますが、「修復歴あり」の中古車はイメージが悪く、敬遠されてしまいがちなため安くしているという背景があります。

あくまで「縁起が悪い」といった負のイメージだけで安くなっていることがほとんどなため、綺麗に修復されて相場より安くなっている中古車はお買い得商品になる訳です。

メリット2:短期間で乗り継ぐならメリット大

相場より安く買えるということは、

  • 「憧れの車を割安に手に入れることができる」
  • 「単身赴任中だけ格安な中古車を乗る」

というように中古車の選択肢が広がります。

あくまで「修復歴あり」をどう評価するかはユーザー次第ですので、期間をあらかじめ決めておくなど、割り切った使い方をするのも一つの手段だと考えます。

筆者が車業界に従事していたため身に染みて感じるのですが、「修復歴なし」の中古車でも、日々のメンテナンスを怠っている車はよく壊れます。

反面、「修復歴あり」でも綺麗に修復している車、かつメンテナンスが行き届いている車は長く乗ることができるのです。

続いては、廃車寸前の車について解説していきたいと思います。

コラム:そもそも廃車寸前の車は流通しない!?

例えば事故などで運転手が亡くなっていたり、人身事故で人を引いてしまっているような車は、そのまま廃車になることがほとんどです。

また、事故で大破したような車を新車のように修復するには時間もコストも掛かるため、販売店側はメリットがあまりなく現実的ではありません。

ただし、事故車の中でも

  • 「発売から間もない車」
  • 「中古車市場で人気のある車」

要するにお金になる見込みのある車というのは修理を行って復元する可能性はあります。

その際に気をつけたいのが、リスクのところで解説した、粗悪な中古車をつかまされないことです。

外装など見た目だけを綺麗に直して販売する悪質業者も世の中には存在しますので、必ず信頼のできる販売店で購入することと、修復歴が把握できる中古車を購入しましょう。

実際どのようにして良質な中古車を購入すれば良いのかについて、次項以降でご説明したいと思います。

「修復歴あり」の中古車を購入しても良い条件は3個!

ここまで「修復歴あり」のメリットとリスクについてご説明してきました。

では実際、中古車の購入を検討する際の決め手は何か?について、良い条件を3つに分けてご紹介していきたいと思います。

  • 軽度の修復であること
  • 販売店がきちんとした説明をすること
  • 認定証付きの中古車であること

修復歴の有無を理解した上で中古車探しを行えば、選択肢の幅が格段に広がりますので、うまく活用していきましょう。

条件1:軽度の修復であること

一口に「修復歴あり」と言っても度合いはピンからキリまであります。

程度の良い中古車選びをする上では、骨格に関わる部品の損傷が軽度なものが理想的です。

駐車場などスピードが出ていない状況で接触してしまったような修復であれば、修理も簡単に済んでしまうケースがほとんどです。

条件2:販売店がきちんとした説明をすること

綺麗に修復されている車両の修復歴を見抜くのは、整備士だとしても難しい判断になります。

一般の方はなおさら見分けることができませんので、中古車販売店がきちんとした説明をしてくれるかが判断のカギとなります。

優良店であれば分かる範囲で

  • 「どのような事故(災害)だったのか」
  • 「どこを・どのように修復したのか」

など説明してくれますので、修復歴についての返答に曖昧な答えをしたり、隠そうとする場合はリスクが大きいと感じるので避けた方がベターです。

筆者の友人は安さに釣られて粗悪な事故車を購入し、後々雨漏りやカビに泣かされた実績があります。

  • 「安いからしょうがない」

というような自己判断をせず、慎重に購入の検討をしましょう。

条件3:認定証付きの中古車であること

どなたでも失敗せずに「修復歴あり」の中古車を購入する方法は、長期保証や専門の鑑定士から認定を受けている認定証付きの中古車を選ぶことです。

購入後、半年~1年以上の長期保証期間があれば、それだけ自信を持って販売している中古車だと言えます。

第三者目線で鑑定をする認定証付きの中古車は、より安心して購入するための大きなポイントになります。

引き続き、認定証付き中古車について解説していきたいと思います。

初心者が失敗しない購入方法は認定証付きの中古車を選ぶこと

「修復歴あり」といえども、より良い中古車を購入するためにも、第三者機関による認定証付きの中古車を選ぶことがハズレのない中古車選びのポイントです。

中古車探しでおなじみのグーネットやカーセンサーでは、専門の認定鑑定士が1台1台車両チェックを行い、厳しい検査項目をクリアした車両のみに認定証を発行します。

グーネットは「JAAA(日本自動車鑑定協会)」、カーセンサーは「オークネット(AIS)」という外部機関が平等・公平な審査を行っていますので、認定を受けた中古車は信頼のできる優良車両だと言えます。

グー鑑定、カーセンサー認定はどちらも消費者の不安感や不信感を払拭するための鑑定機関ですので、安心や信頼を担保されているといっても過言ではありません。

  • 「修復歴ありでもお得に程度の良い車に乗りたい」
  • 「怪しい中古車は避けたい」

という方には認定を受けた中古車の購入をおすすめします。

筆者も整備士時代に認定付き中古車の納車に携わりましたが、「修復歴あり」であっても分からないくらい綺麗に修復されていました。

当然試乗しても真っすぐ走らないなどの不具合もなく、点検整備の行き届いた良質な中古車であると肌で感じました。

では実際に、どんな中古車なら「修理歴あり」でも購入しても良いのかご紹介します。

「修理歴あり」でも購入OKな具体例

より具体的に、おすすめできる「修理歴あり」の中古車を実際に販売されている中古車を用いてご紹介したいと思います。

特に先ほどご説明した認定証付きの中古車であれば、車を運転する上で最も重要な「走る」「止まる」「曲がる」の基本性能を抑えた良質な中古車の中から探すことができます。

元整備士である筆者が選ぶ、おすすめできる中古車は以下の2台になります。

是非とも中古車探しの参考にしてみてください。

今回はグーネットで検索いたものをご紹介します。

トヨタ ランドクルーザープラドのケース

【修復歴あり】

【修復歴なし】

同年式、走行距離も似たような中古車ですが、総額で70万円近い価格差があります。

「修復歴あり」の車両は認定こそ付いておりませんが、「車検整備付き」「12ヵ月・走行無制限」の保証まで付いているので、品質に自信のある中古車だと言えるでしょう。

フレームが頑丈なSUVであることもおすすめポイントの一つになります。

トヨタ プリウスのケース

【修復歴あり】

【修復歴なし】

同年式、同走行距離のプリウスですが、「修復歴あり」の車両の方が販売価格が20万円ほど高くなっています。

これは「修復歴あり」のプリウスがグー認定を受けている高品質中古車であることと、ボディーカラーが人気のパールホワイトということが考えられます。

また、相場相応な販売価格から、修復度合いも軽微なものであることが想定できます。

続いては、認定証付き中古車でも不安な方の車選びをご紹介したいと思います。

認定証付きでも気になる方は「修復なし」の高品質車両を選ぼう

ここまで「修理歴あり」リスクや安心して購入できるようなアドバイスをしてきましたが、

  • 「どうしても修理歴が気になる」
  • 「事故歴があるとモヤモヤした気持ちになる」
  • 「なるべく無傷な中古車を探したい」

というように感じる方も少なくないかと思います。

そのような不安が購入後もつきまとってしまうと、せっかくのカーライフも台無しになってしまいます。

少しでも修理歴や事故歴を気にしてしまう方は迷わず「修理歴なし」の中古車に絞って車探しを進めましょう。

ご自分で検索サイトを利用して探す場合は、「修理歴なし」にチェックを入れるだけで簡単に絞り込むことができます。

提案サービスを利用する場合でも、担当者へ「修理歴なし」の希望がある旨を伝えるだけでOKです。

ここで元整備士の筆者からのワンポイントアドバイスですが、

  • 「修理歴なし=高品質車両ではない」

ということを忘れずに中古車探しを進めていただければと思います。

「修理歴なし」でもメンテナンス不良の粗悪な車であったり、内外装の手入れが行き届いていない中古車は山のようにあります。

過去に「修理歴なし」の中古車を購入後、故障続きですぐに手放してしまうような事例はいくつも見てきました。

是非とも「修理歴なし」で探す場合も、認定証付きなど高品質車両に的を絞って中古車探しをしましょう。

続いては、初心者向けの中古車探しをご紹介します。

初心者の方は提案サービスを活用しよう

安心して高品質な中古車を購入したいという方は、顧客に寄り添って中古車探しを進めてくれる提案サービスを活用しましょう。

筆者もこれまでに何十台と知人や友人の中古車探しのお手伝いをしてきましたが、新車と違って前オーナーがどのように使用していたか把握しづらいので、プロの目を通して慎重に検討していく必要があります。

  • 「見た目は綺麗だが真っすぐ走らない」
  • 「世間相場より安いが綺麗に修復されていない」
  • 「値段も高く、状態も良くない」

など、見えない部分だからこそ、相手が車に詳しくない初心者だと分かると足元を見られてしまうことがあります。

このようなトラブルを未然に防ぐ意味でも、安心して中古車探しができる提案サービスが必要不可欠なのです。

車業界に従事していた筆者がおすすめできる提案サービスは以下の3つになります。

ガリバー

中古車販売の最大手であるガリバーは、高品質車両を多数扱っております。

理由としては、ガリバーの年間買取り台数は10万台、1日にすると500台のペースで入庫しているため、中古車選びの選択肢が多いというのがあります。

ガリバーでは、契約後も安心の最長10年の保証サービス(有償)や、返品サービスも行っていますので、アフターサービスにも定評があります。

>ガリバーの非公開車両検索はこちら

ズバット

ズバットを利用すれば中古車販売店を1件、1件探し回る必要がありません。

希望する条件をズバット車販売Webサイトに入力して送信するだけなのです。

最短数分で担当者から折り返しのご連絡がきますので、すぐに車が欲しいという方も安心して利用することができます。

毎日入庫する中古車の中から、市場でお目に掛かることのできないお買い得な非公開車両に出会える可能性がありますので、一見の価値ありです。

>中古車お探しサービス(無料)【ズバット 車販売】

myGulliver(旧クルマコネクト)

クルマコネクトは中古車販売最大手のガリバーが運営する、独自のチャットツールを使用した中古車購入のオンラインサービスとなります。

AIロボットとアドバイザーが車に関わる悩みを解決してくれる画期的なサービスとなっています。

チャット感覚で気軽に相談できますので、忙しい方でもすき間時間を利用して気軽に相談することができる大変便利なサービスです。

>ガリバーの中古車チャット相談サービスはこちら

ご自分で中古車探しができる方は、次にご紹介する中古車サイトの検索機能を活用しましょう。

認定証付きの中古車選びは中古車サイトの検索機能が便利

中古車サイトの検索機能を活用すれば、認定証付きの中古車を効率よく探すことができます。

まずお手元のスマートフォンやパソコンで

  • 「認定証付き」
  • 「メーカー」
  • 「車種」
  • 「年式」
  • 「走行距離」
  • 「地域」

など、必要な情報をサイト内に入力して検索してみましょう。

「認定証付き」にチェックを入れておけば、例え「修復歴あり」の車両だとしても、鑑定士のお墨付きの中古車となりますので安心して購入することができます。

今回は中古車業界最大手のカーセンサーとグーネットの2つに加え、認定中古車に特化したオリックス認定中古車の利用方法をご紹介したいと思います。

カーセンサーの使い方

まずは「認定」と入力して検索します。

探したい車種が決まっていたら、「車名」を選択しましょう。

その他にも「価格」や「地域」など細かな条件が決まっていれば選択しておくと詳しく絞り込むことができます。

該当する「カーセンサー認定」の中古車を観覧することができます。

中古車検索と販売に関する豊富な情報力に定評のあるカーセンサーは、中古車探しに欠かせない存在となっています。

カーセンサー独自の「カーセンサー認定」といった高品質中古車を簡単に比較・検討しながら中古車探しをすることができます。

中古車メディアの先駆け的存在のカーセンサーであれば、お目当ての車もすぐに見つかることでしょう。

>カーセンサーはこちら

グーネットの使い方

検索欄に「認定」と入力して検索します。

希望する「車名」「価格」「年式」「地域」など、細かい条件が決まっていればあらかじめ選択しておきましょう。

ご希望する条件で「グー認定」の中古車を探し出すことができます。

グーネットは中古車登録台数が豊富で見やすさに定評のある中古車情報サイトです。

インターネットを通じて、いつでも・どこでもスマホ1台あれば簡単に検索できる便利なサイトです。

「あんしん、まる見え」のID車両であれば、良質な中古車の状態が客観的に判断できますので、安心して購入することができます。

>グーネットはこちら

オリックス認定中古車

「中古車を探す」をまずは選択しましょう。

お探しの「車種」や「メーカー」を選択しましょう。

さらに細かい条件はこちらから選択していきます。

掲載されている車両はすべて認定中古車なので、中古車探しがとても簡単です。

オリックス認定中古車は、希望する車種を専門のスタッフが探し出してくれるサービスとなっています。

ホームページに掲載している在庫車両はもとより、掲載しきれない大量の在庫車両の中から厳選して提案してくれますので、初めて中古車探しをする方でも安心です。

レンタカーやリースで使用していた車両が多いので、過去の使用履歴がはっきりしている「修復歴なし」の認定中古車に特化しています。

>オリックス認定中古車はこちら

まとめ

「修復歴あり」と聞くと、どうしても

  • 「縁起が悪そうだ」
  • 「事故車は買いたくない」
  • 「すぐに壊れそう」

というように負のイメージだけが先行してしまいがちですが、記事を読み終えた後は「意外とありかも?」と考え方が変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか? あくまで中古車探しの選択肢を広くするというのが狙いですので、

  • 「希望する車種が予算オーバーしてしまう」
  • 「なるべく安い金額で上級グレードの車に乗りたい」

という方々には特におすすめできる選び方の基準になってきますので、参考にしながら中古車探しを進めていただければ幸いです。

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